日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: PA-22
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レシートの印字内容を音色に変換するデバイスの提案
*三代 晃司赤井 愛
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抄録

本報は、レシートを読み取り音色に変換するデバイスの提案である。レシートはリサイクル困難な感熱紙によって作られており、その印字内容は購入日時や購入物品によってそれぞれ異なるため、1つとして同じものが存在しない、いわば貴重なライフログであると言える。このレシートが会計の際に受け取られず、あるいは顧客が受け取ってもそのまま廃棄されるなどのケースが散見されることから、「ただ捨てられるもの」ではないレシートのあり方の提案として、"可聴化"することで新たな価値を付与することとした。レシートを読み取り音色に変換する『RECEIPT PLAYER』の制作を通して、照度センサを用いてレシートを読み取り、実際に"可聴化"できること、その音色がレシートの印字内容により変化することが確認できた。また、音高や音調を変化させることで、ユーザが好みの音色を選ぶことができる。レシートが音色に変換できることが広く認知されることにより、今後は店舗側が印字されるロゴタイプなどのパターンが音色に変換されることを意識してレシートをデザインする、ユーザ側がレシートの音色を意識した購買を楽しむなどの可能性が考えられる。

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