日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: A6-02
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無作為的な動詞発想法を組み込んだデザインゲームの開発
鹿児島県阿久根市における観光拠点のデザインリサーチを題材として
*菅原 真唯田中 芽衣佐藤 綾音石川 秀和木村 梨沙上平 崇仁
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キーワード: CoDesign, Design Game, Idea Generation
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抄録

本研究では,観光者(=大学生)と,地域在住者(=市民)の双方の視点を活かし,観光体験のアイデアを幅広く引き出すための装置として,ガチャガチャを応用して無作為な動詞の組み合わせを発生させるデザインゲーム開発について報告する。このゲームは,鹿児島県阿久根市における観光拠点づくりのデザインリサーチの一環として行ったワークショップのためにつくられた。これは架空の地域ニュースが掲載された新聞をつくるもので,SFプロトタイピングの要素を取り入れて地域資源を活用した観光体験の可能性を探るものである。ゲームは主に2つのねらいを持つ。偶発的に与えられるルールに則って遊ぶことで,ともに考える楽しさを生み出すことと,固定観念に縛られがちな観光体験をガチャガチャの無作為性によって撹拌し,思いがけない切り口から発想を引き出すことである。実践をもとに考察を行った結果,双方の視点を活かしたアイデアを幅広く引き出すための装置として十分に機能したと判断した。そして地域において協働のデザインに取り組む際に有用となる知見として,1)装置以外の「共通項」の準備,2)動詞による「連続性」への気付き,の2点にまとめた。

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