抄録
本研究は、ChatGPTと評価グリッド法を組み合わせることで、階層的なユーザーのニーズを抽出する新たな手法を提案するものである。大規模言語モデル(LLMs)を仮想的なインタビュイー(被面接者)として位置づけ、評価グリッド法のインタビューを模擬することで、消費者の価値観の階層構造を明らかにする。自転車のデザインの事例を用いた予備実験では、ロールプレイ形式のプロンプトが、より具体的でデザインに関連した知見を引き出すことが示された。本研究は、LLMから効率的にデザインニーズを抽出する標準化された手法の確立を目指し、製品やサービスの設計・開発における実践的活用を促進するものである。