日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: B1-04
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ゲームにおけるハマる要因の解明
*稲毛 陸
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抄録
本研究は、ユーザーが自発的に「もう一度やりたい」と思う「ハマる」状態の要因を明らかにすることを目的とする。調査方法としてカードゲームを選定し、4つの調査実験を行った。実験1および2では、ゲーム制作および感想の聴取を通じてハマる要因を探ったが、明確な手がかりは得られなかった。実験3では、被験者自身が繰り返しプレイを希望した現象から、ハマる要因として「テンポの良さ」と「挑戦の適切な難易度」が示唆された。実験4では、プレイ中の意外な展開による盛り上がりと、その共有がハマる要因として挙げられた。これらの結果から、ハマる状態の形成には、(1)行動と結果が即座に結びつくテンポ感、(2)適切な挑戦度、(3)意外性のある展開の共有、の3点が寄与している可能性が示唆された。今後は、これらの要因が実際にハマる現象の形成に寄与するかを検証するため、既存ゲームのルールを改変しA/Bテストを行う。また、ハマるゲームのタイプとプレイヤーのパーソナリティ特性との関係性についても調査を進める予定である。
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