日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: A1-01
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「ひと呼吸」のデザイン
*安井 重哉
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抄録
本研究は、感情的なSNS投稿や衝動的な買い物など、即時性を重視するテクノロジーが助長する衝動的行動に対して、ユーザーが冷静な判断を下す「ひと呼吸置く」ためのインタラクションデザインを提案する。印鑑の向きを確認する動作のように、一瞬の物理的行動が思考の契機となることに着目し、スマートフォンやゲーム機の操作において、デバイスの静置、視線の移動、発話などの身体的アクションを促す「ひと呼吸置くモード」を設計する。これにより、ユーザーの自律性を尊重しつつ、感情の高ぶりを和らげ、より慎重な意思決定を支援することを目指す。さらに、本提案では「やらされている」と感じさせない体験設計を重視し、ユーザーが自らの意志で行動を見直す機会を提供する。今後は、プロトタイプ開発と実証実験を通じて、ユーザー行動への影響とデジタルウェルビーイングへの効果を検証していく。
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