日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: A1-02
会議情報

音声案内キャラクターの外見および音声に対する印象評価
ユーザー体験向上に向けたキャラクターの設計
*三村 亮太朗佐藤 弘喜
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究は、初心者向けピアノレッスンソフトの音声案内におけるキャラクター設定が、ユーザーの使用意欲や印象に与える影響を調査することを目的とした。 男女の講師役キャラクターを用いたピアノレッスンの映像を被験者に視聴させ、演奏後に5段階評価で印象評価を行った。評価項目は外見・声・話し方に関する13項目とした。 実験の結果から、結論として、ピアノレッスンソフトの設計においてユーザーの練習継続意欲を高めるという視点で考えると、ユーザーの性別に関わらず女性の講師キャラクターがより適しており、女性キャラクターがユーザーに安心感を与え、練習を続けやすい環境を作り出す可能性が示唆される。また、信頼感や親しみやすさ、心地よさといった心理的な要素を重視する場合は異性の講師キャラクターが、効率的な指導を求める場合やレッスン時の煩わしさを最小限に抑えることを重視する場合は、ユーザーと同性の講師キャラクターが適していると考えられる。ユーザーが求める体験価値に応じてキャラクターの性別を適切に選択することで、効果的な学習に繋がる可能性があるとわかった。
著者関連情報
© 2025 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top