日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: C7-05
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パパゲーノ当事者によるビジュアル・ナラティブ
“死考”をテーマとした創作活動を通じて
*来田 玲子大島 卓須之内 元洋
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抄録

本研究の目的は、インターネットなどの遠隔コミュニケーションをより豊かなものとするため、アニメーションによってにおう様子の伝達できる可能性を探求することである。におう様子を表すオノマトペとして、「ふわり」「ぷんぷん」「ツン」「むっ」の4つを選出した。また白い画面に黒い線による円からはじまり、変形したり大きさが変化したりする2秒間のアニメーションを8種類作成した。インターネットアンケートを通じて被験者に作成したアニメーションを呈示し、各アニメーションがにおう様子を表現するオノマトペにどの程度適合しているかを4段階で評価する実験を実施した。被験者は10人と少なかったが、実験の結果、におう様子を伝える4つのオノマトペそれぞれを特定できそうなアニメーションをそれぞれに見出すことができた。そのため、アニメーションによってにおう様子を的確に判別できるよう伝達可能なことが示唆された。

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