抄録
本稿では、製造業における知識伝承における構造化知識(AI)活用の文脈(コンテキスト)づくりに取り組むコ・デザインプロジェクトについて報告する。研究の問いは「現場の実践者が自らの「知(knowing)」に気づくにはどうすればよいか」である。著者らはこれまで、実践者が自分たちの業務の進め方を省察する活動のプログラムとツール knowing boardをデザインし、現場での試行を重ねてきた。その結果、実践者の「知」に迫るプロセスは、入れ子構造にある4種類の省察活動で構成されていることがわかった。