日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: D5-03
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「地域でデザインする」ことによる変容
鹿児島県甑島の「Koshiki DESIGN CAMP」参加者のライフストーリーより
*松薗 美帆伊藤 泰信
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抄録
本稿の目的は、地域でデザインプロジェクトに携わった者たちのライフストーリーを通じて、「地域でデザインする」行為によって、彼らのデザインとの向き合い方や、地域との関わり方にどのような変容が生じたのかを明らかにすることである。2015年から2017年の間に鹿児島県甑島で実施された「Koshiki DESIGN CAMP」の参加者3名を対象として、2023年にインタビューを行った。結果として、3名とも自身のデザインスキルが地域でも通用することへの自信を得て、他地域でのデザインプロジェクトにも携わるようになっていた。また、「地域でデザインする」経験を重ねることで、単にデザインスキルを地域で活かすだけではなく、自ら「地域をデザインする」立場へと転換しており、自分自身の地域との関わり方そのものをデザインするような変容も生じていた。 さらに、過去に地域でデザインした経験の意味づけがなされ、甑島との関係性は変容しながらも長期的に継続していく様子が伺えた。
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