抄録
日本では、更年期女性が抱える健康課題が年間1.9兆円規模の経済損失を招くと指摘されている。これまでのアンケートおよびインタビュー調査から、更年期女性の健康、ライフスタイル、支援ニーズが明らかとなり、信頼性の高い情報提供、医療アクセスの向上、心理的支援の不足が重要な課題であることが判明した。そこで本研究では、東京都在住の働く更年期女性を代表するペルソナ「田中美咲」とカスタマージャーニーマップを活用し、ユーザー体験を詳細に把握した。これらの知見に基づき、認知・情報収集、受診アクセス、ワンストップ医療体験、心理的支援の4フェーズでサービスを一元管理する医療・ヘルスケアプラットフォーム「Menophere(メノフィア)」を提案する。本提案は、更年期女性のQOL向上と持続可能なビジネスモデルの実現を期待する。