日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: D11-02
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ユニバーサル・ビーチを利用する障がい者の満足度評価とデザイン
茨城県大洗サンビーチを事例として
*熊澤 貴之山本 明香里
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抄録
全国でいち早くUB を導入した大洗サンビーチを事例に、UB を利用する障がい者の満足度評価を明らかにし、UBにおける障がい者の余暇外出の課題と必要なデザインを検討した。  利用者によるアンケート調査の結果、本研究の成果を以下の3点にまとめる。まず、UB を利用する障がい者は肢体不自由者が最も多く、知的障がいや発達障がいを抱える方も次いで多かった。彼らは利用時に困難を感じてもUBでの体験を望んでいることが確認された。次に、UB体験の全体の満足度は高い一方、移動や着替えに困難を感じていた。砂浜の移動性の改善など施設の環境デザインに関するハード面での対応が必要で、今後、様々な障がい特性に対応した環境デザインが整備されることが望まれる。さらに、水陸両用車椅子は肢体不自由者だけでなく、様々な障がい者の海への外出支援に有効である。今後、自走式の水陸両用車椅子の開発も望まれる。  以上の知見から、UB施設の環境整備やデザインの改善がされることで、障がい者のUB利用が増加し、安全な環境下での海水や砂浜の体験が増大することを期待する。
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