主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第72回研究発表大会
回次: 72
開催地: 札幌市立大学
開催日: 2025/06/27 - 2025/06/29
新型コロナウイルス流行以降、セルフメディケーションの重要性が高まり、OTC医薬品のパッケージ情報の読みやすさが課題となっている。本研究では、AR(拡張現実)を活用することで、パッケージ情報の視認性向上を図る可能性を探った。日本と海外のAR事例を比較し、国内では販売促進が中心であるのに対し、海外では使用説明など情報提供に重点が置かれている点に注目した。また、ユニバーサルデザインの観点から、五感に着目したチェックリストを作成し、AR活用が「情報の分かりやすさ」に寄与することを示唆した。調査では15名を対象にAR表示の文字の大きさ・太さ・色・背景に関する視認性評価を実施し、15pt・W8・黒字・白背景が最も読みやすいとされた。今後は薬局に近い環境下での実践的検証と、ARによる効果的な情報提示デザインの検討を進める予定である。