主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第72回研究発表大会
回次: 72
開催地: 札幌市立大学
開催日: 2025/06/27 - 2025/06/29
本研究は、AI VtuberとAI人間が広告の推薦者として消費者の没入感、認知された説得力、および購買意図に与える影響とその違いを探ることを目的とした。実験デザインを採用し、参加者はランダムにAI VtuberグループまたはAI人間グループに割り当てられた。1分間の広告ビデオを視聴した後、参加者は質問紙に回答し、240件の有効回答が得られた。結果として、AI人間グループはすべての変数においてわずかに高い平均スコアを示した。しかし、独立サンプルt検定の結果、没入感、認知された説得力、購買意図において、両グループ間に統計的に有意な差は見られなかった(p > .05)。これらの結果は、AI Vtuberが仮想的な存在でありながらも消費者の反応を引き出す点でAI人間と同等の効果を示し、広告推薦者として有効な可能性を持つことを示唆している。今後の研究では、インタラクティブ性、ブランド適合性、消費者特性など、さらなる要因を検討することが推奨され、デジタルマーケティングにおけるAIベースの推薦インターフェースの効果をより深く理解するための手がかりを提供することが期待される。