主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第72回研究発表大会
回次: 72
開催地: 札幌市立大学
開催日: 2025/06/27 - 2025/06/29
本研究は、伊豆大島における特定外来生物キョン(Muntiacus reevesi)を地域資源として活用し、新たな食文化を創生するデザイン方法論を探究する。キョンは農作物や森林に被害を及ぼしており、駆除後の焼却が主な処理方法である。本研究では、地域社会がキョン肉を受容するプロセスを可視化し、食文化デザインの枠組みを構築することを目的とする。調査方法として、①ワークショップ(解体・調理・試食)、②住民および都市部の消費者に対するアンケート調査、③半構造化インタビューを実施し、SCAT分析を用いて食文化形成の条件を抽出する。結果として「共有 → 習慣化 → 伝承」のプロセスが地域における食文化形成の重要な要素であることが明らかになった。今後は、地域住民が主体的に関与できるプロトタイピングを実施し、持続可能な食文化のモデル構築を進める。