主催: 日本デザイン学会
会議名: 日本デザイン学会第72回研究発表大会
回次: 72
開催地: 札幌市立大学
開催日: 2025/06/27 - 2025/06/29
近年,大規模な産業・都市開発では産官学の取り組みから,協議会組成による共創活動が一般的になった。顧客のイノベーション・技術革新を共に創出して成果を分け合う事を目的とした取り組みもある。一方,デザイナーはエンドユーザー視点の調査からの製品開発,事業者視点の分析・評価によるシステム開発参画等,顧客協創活動が自然に行われていた。このような状況から,地域・事業に絞り,協創活動を行う手法・プロセスを纏め,活用している。デザイナーが様々の手法を活用し,培われてきたデザイン技術・能力を必要に応じて扱い,形づくり,顧客に届ける行為は,技術や製品を伴わずしても行えると考える。本研究は,茨城県・日立市,日立市金沢学区コミュニティ推進会との協創活動を通じて,地域内交通の構想から施策検討を行い,実証実験・評価を繰り返し,地域モビリティとして本格運行・持続運用に繋げた活動を振り返り考察する。プロジェクトデザインの時間軸と空間軸による概観モデルと手法活用,4フェーズの推進方法において各関係性を意識し,関係者で検討,地域・事業の持続化に向けて,デザイナースキルの共有,デザイン技術ツールの活用の有効性を確認した。