デザイン学研究
Online ISSN : 2186-5221
Print ISSN : 0910-8173
ISSN-L : 0910-8173
腕時計の選好分析におけるラフ集合と数量化理論第II類の比較研究
榎本 雄介原田 利宣水谷 政夫
著者情報
ジャーナル フリー

2007 年 53 巻 5 号 p. 29-34

詳細
抄録
近年、非線形的データマイニング手法の一つである、ラフ集合理論が様々な分野で注目ざれている。しかし、その特徴を検証している研究例は多くない。そこで、本研究では腕時計をケーススタディとして、非線形的手法であるラフ集合理論と、線形的手法である数量化理論第II類から得られる推論結果の相違点について検証することを目的とした。まず、本研究では被験者41名に対して腕時計の選好に関するアンケート調査を行い、被験者を価値観の違いから5つのクラスターに分類した。次に、アンケート調査をもとに、数量化理論第II類によって得られた偏相関係数(以下、線形解)とラフ集合理論によって得られた縮約(以下、非線形解)を用いて選好分析を行った。さらに、分析結果から、数量化理論第IV類を用いて、線形解と非線形解の違いについて比較した。また、被験者の選好基準と線形解、非線形解の間でケンドールの一致係数を求めた。その結果から、線形解、非線形解の特徴を明らかにし、両者の特徴を検証した。
著者関連情報
© 2007 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top