デザイン学研究
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道路標識における日本地名の読みやすいローマ字表記法
楊 莉赤瀬 達三
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2012 年 59 巻 2 号 p. 2_101-2_106

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抄録
近年の国際化社会の進行に伴い外国人でも高速道路で円滑に運転ができるような環境整備が期待され、案内標識のローマ字表記の読みやすさを向上させることが求められている。本調査では、外国人が読みやすい日本地名のローマ字のつづり方を探ることを目的とした。アンケート調査は日本地名の音節数の調査によって、5音節以上の地名を対象とした。ハイフンを入れないものを「1つづり」、1ヵ所のハイフンで区切るものを「2つづり」、2ヵ所のハイフンで区切るものを「3つづり」というつづり方によって、調査サンプルごとに参加者全体のつづり方別選択率と、在日年数3年未満者のつづり方別選択率を算出した。調査結果では、(1)5音節から8音節のアルファベット表示では2つづりが支持され、9音節以上になると3つづりが支持されていた。(2)在日年数が少ない外国人は、5音節の地名において 2つづりが読みやすい傾向が見られた。(3)「g」、「k」の前に母音がある場合、その前にもハイフンを入れる必要があることが判明した。(4)音節の多い語はハイフンで区切るつづり方が読みやすくなることは疑いようがないと考えられる。
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© 2012 日本デザイン学会
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