デザイン学研究
Online ISSN : 2186-5221
Print ISSN : 0910-8173
ISSN-L : 0910-8173
椅子の形状と構成要素を示す指標としての各種寸法との関係
伴野 信彦, 堀越 哲美
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 62 巻 2 号 p. 2_39-2_46

詳細
抄録
椅子の形状は、製作材料、材料の加工方法および組立方法によって形成されていると考えられる。有名な椅子の形状が、椅子の構成要素とどのように関係しているかを数量的に明らすことを目的としている。上述の要素は、部材の大小や長短などの椅子の各種寸法に現れると考えられる。そこで一般的に評価が高いとされる椅子の中から31脚の椅子を選定し、それぞ組立三面図の正面・側面・平面の各投影図から直線長、曲線長、外接矩形面積、外接矩形周長、投影面積と投影周長を18種類の特徴量として計測した。また椅子の姿・形の外観上の主な特徴項目を設定し、各椅子について抽出した。18種類の特徴量から得られたデータを用いてクラスター分析した結果、31脚の椅子は8分類された。それぞれのグループにおいて形状の特徴がまとまって現れていることが示された。組立三面図から抽出した特徴量は、形状の特徴を表現することができる基礎的な指標であることを見いだしたと考えられる。
著者関連情報
© 2015 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top