日本雪工学会誌
Online ISSN : 1882-4358
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材料表面の初期劣化が着氷雪性に及ぼす影響
伊東 敏幸湯浅 雅也苫米地 司今津 隆二
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1995 年 11 巻 3 号 p. 161-169

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抄録
建築物の外壁面に取り付けられる設備関連の製品,交通標識および視線誘導品などの屋外製品に用いられる各材料における初期劣化後の着氷雪特性の変化を実験的に研究した。各材料の初期劣化はウェザメータで促進暴露試験を500時間実施したものを用いた。粘土質の砂塵および車の排気ガスを用いて汚染の影響も調べた。着氷雪性は各材料における雪および氷の凍着強度を測定して判断した。研究の結果,材料の初期劣化後においては,特に汚染の付着が着氷雪を容易にするという結論に達した。
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