抄録
「コンピュータを使えばあれもできるこれもできるが、使いこなすのはなかなか厄介だ。これからの若い人たちには、早いうちからコンピュータを教えてやりたい。」と思うのは、大人の発想である。だが学生・子供にとって、コンピュータを操作することは、さほど難しいことでも嫌なことでもない。操作はすぐマスターし、テーマを与えれば、それなりに作業する。しかし、そこで止まる。自らのテーマ性が弱い。情報処理を、受理・認知(認識)・形成・発信のプロセスとして捉えた場合、彼らはどこまできて、どこで滞っているのだろうか。いくつかの文章・画像情報を与え、アンケート調査をしてみた。