日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 6I4-34
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6I4-34 グラフイメージを用いた2次関数の指導法について(教育実践・科学授業開発(5))
井川 清栄高橋 正
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抄録
本研究は、2次関数の指導において、そのグラフ描画を見せることで式の特徴を捉えさせ、その理解を支援することによって学習を円滑に行うことができることを明らかにすることが目的である。これまでの黒板等を用いたグラフ描画は、学習者の念頭操作が可能になった段階において、グラフのイメージを理解させることが可能であった。関数描画ソフトGrapesやグラフ電卓を用いることにより、与えられた2次式から、そのグラフを描かせることは容易になった。しかし、ただ単に、式を入力して2次関数のグラフを描くだけでは、2次関数のグラフを理解したことにはならない。与えられた2次関数がどのような係数の時に、どのようなグラフになるのかをそれぞれの場面を設定し段階的に指導することが必要である。本研究の実践は、これらの指導法における試みをテクノロジーの利用という視点からの指導法として考察する。
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© 2004 日本科学教育学会
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