抄録
本研究では,2008年度に独立行政法人科学技術振興機構(JST)の「地域ネットワーク支援事業」で採択となった「ふくしまサイエンスぷらっとフォーム(spff)」事業で目指した,地方における科学普及啓発活動の方法と特徴,そして諸活動から見えてきた諸課題について述べる。また同支援事業の終了時に発生した東日本大震災において,震災発生直後に連携して実施した避難所支援活動の取り組みや,今なお続く放射能汚染地域の除染活動,空間放射能モニタリング,農産物等の放射能モニタリングなどの調査に関わる機関の協力を得て地域住民向けの放射線教育や学校教育への支援などについて,本ネットワークが果たした役割にもふれる。