抄録
凸レンズの働きを学習する上での課題を大きく以下の3点に整理した。第一に,太陽の光を虫眼鏡で集めた経験が理解を阻害する,第二に,作図の意味が理解できない,第三に,実験が日常生活と関連付けられていない。本研究では,これら課題を解決するためにAR教材を導入した授業をデザインした。AR教材は,凸レンズの働きを調べる実験を補完するものである。光源からの光の道筋を視覚化し,規則性を見いだしやすくするとともに,実験と作図の関連付けを図る。更に,実験器具にカメラやルーペの映像を重畳表示することにより,実験と日常生活の関連付けを目指した。