日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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ディベイト討論会(第2回研究会)
学習者の知識獲得状況を把握する一方法としてのイメージ・マップ・テスト (Image Mapping Test) について
三宅 正太郎
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1987 年 1 巻 3 号 p. 75-82

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抄録

知識獲得の状況は、学習者の意識下にある経験や既存の知識あるいは感情等さまざまな情報が体系づけられ意味構造をなしており、その構造に新たに経験したり習得した情報が位置づけられていく状汎と捉える。この新たに付加したものはイメージとして捉えられ、このイメージの投影されたものを手がかりとして、学習者の知識獲得状況を把握しようとする。学習者が知識を獲得していく状態を手軽に捉える方法の一つとしてIMTをとりあげ、その理論的根拠を検討しようとした。また、専門家でない学習者(特に児童・生徒)が自ら行うことが出来る知識表現方法としてIMTが活用できることが判った。

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© 1987 一般社団法人 日本科学教育学会
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