日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
1 巻, 3 号
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表紙・目次
シンポジウム『新しい科学教育カリキュラムへの展開 -情報学教育を含めて-』
  • 原稿種別: 付録等
    1987 年 1 巻 3 号 p. App1-
    発行日: 1987/03/14
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 下沢 隆
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 3 号 p. 35-38
    発行日: 1987/03/14
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    今日、化学教育は幾多の難点を抱えている. たとえぱ、実験が行われないこと、また、余りに多くの化合物が雑然と存在していて、暗記物という印象があることなどが挙げられる. 情報化社会にあって、混沌とした情報を巧みに整理するのかコンピューターの役割であり、この特色を化学教育に適用しない手はない. しかし、現在までのところ、化学のカリキュラムに情報科学の手法を取り入れた例は少ない. 本稿では、コンピューターの特色を生かし、発見学習を意図した化学教育の実例を紹介する.
  • 寺田 文行
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 3 号 p. 39-44
    発行日: 1987/03/14
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    この報告書は、約50名のメンパーによる高校数学カリキュラムの研究に基づいて、これからの高校数学の展開の方向を述べたものである。今日の教育の間題点は、一つには多様化への対応をいかにするかであり、二つ目にはコンピューター対応である。これらは高校数学の場合に特に顕著であり、これらへの対応が次期のカリキュラム改定の中心的な課題である。我々研究グループは、多様化対応の戦略の中心を次の二点におく。高校生一般に対する "数学的知性のかん養" 将来も数学を必要とする生徒に対する "数学的処理能力と思考力の強化" 高校の数学には、出来る限り多くの生徒に学習させたいコアとなる部分がある反面、大学進学後のためにもこの年齢で鍛えておくべき部分がある。学習における平等指向の強い教育環境であることも考え合わせ、いかにしてこの解決を計るかに応えて、我々はコア・オプション・モデュールと命名した高校数学カリキュラムを設計したのである。コンピューターへの対応もそのなかにおりこまれている。
  • 石川 孝夫
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 3 号 p. 45-50
    発行日: 1987/03/14
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    筆者自身の体験をもとに, 物理教育とパソコンの関係を考察する。電卓時代・ミニコン時代・パソコン時代と機器は急速な進歩をつづけてきたけれど, 物理教育との関わりは, 電卓時代の域を出ていない。「単振動」・「惑星の運動」の計算にとどまってしまう。現行の物理教科書は数式の展開を中心に話を進めているからである。プログラムを中心に展開する物理を創作することは容易ではない。そこに, 物理教育へのパソコン利用の問題点がある。パソコンそのものの実習は, 初期には学生の強い関心を集め得た。現在では, めまぐるしい機種の交代や, 既修者と未習者の対立等, さまざまなかげりが現れている。その一方では, 辞書・教科書・参考書・公式集・ノート・電卓等, 身近な情報源の活用が十分には教えられていない。情報学教育を考えるのならば, まずそうした素朴な情報源の活用をはかる必要があるのではないであろうか。
  • 及川 昭文
    原稿種別: 本文
    1987 年 1 巻 3 号 p. 51-54
    発行日: 1987/03/14
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    パーソナル・コンピュータの高性能化, 高機能化そして低価格化は, 情報化の中で, コンピュータという新しい, 便利な道具のあらゆる分野への浸透をもたらしている。教育の分野においてもその普及はめざましく, 今やパソコンなしでは教育ができないような, そんな雰囲気さえある。このような状況のもとでは, 当然のことながらプログラムやCAIなどの学習ソフトウェア, あるいは蓄積されたデータや情報の共同利用をめざした『教育情報の流通』が重要な課題となってくる。本稿では, 教育情報の流通という立場から, 流通に値する教育情報の条件, 教育情報の流通構造などについて述べる。
ディベイト討論会(第2回研究会)
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