日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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セッション1(自由研究発表)
天球概念の把握をめざした新しいミニプラネタリウムの製作とそれらを活用した個別学習活動の一事例
池田 俊夫
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1987 年 1 巻 4 号 p. 5-8

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抄録
天文分野の学習指導の困難さをより少なくするためには, もっと具体的で, より直観的に理解できる学習者の活動が望まれる。そのためには, ①自由試行が可能で, 自由操作に耐え得る新しい教材教具の開発 ②児童・生徒が自ら製作したMy Planetariumを自由に操作でき, 学習結果を確認できる個別学習指導の実践 (学習の個別化) に取り組む必要がある。筆者は, 天球概念の把握をめざして, 天球の位置や動きの観察を自らの手で自由に再現することのできる新しい「筒易ミニプラネタリウム」の開発を行い, それらを活用した「個別投影学習」の実践を通して, 学習者ひとりひとりの個別化された学習形態でのより効果的でより素晴らしい天文学習の確立が得られる, という実践的確証を得た。
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© 1987 一般社団法人 日本科学教育学会
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