1997 年 11 巻 7 号 p. 23-28
インターネット上では既に数多くのCALL (Computer-Assisted Language Learning)オンライン遠隔教育がなされ,LL (Language Laboratory)のグローバル化が見られる。そこで,本考察ではSCS (Space Collaboration System)の利用展開として,特に外国語教育におけるコンピュータ支援ランゲージ・ラボラトリー(CALLL:Computer-Assisted Language Learning Laboratory)の立場から論じた。SCSでCALLL化を実現するには,通信通信網インフラの機能高度化と学習支援システムの共同開発が必要となる。CALLを英語教育におけるCAI/CAL,CALLL化をSCS衛星通信網,地上ネットワーク網,教室LANの併用によるCL (Computer Laboratory)化に位置づけた。本研究はSCS授業実践研究の一環である。