1998 年 12 巻 6 号 p. 19-24
SCS(スペースコラボレーションシステム)を用いて, 遠隔の多地点を映像と音声でむすび, 研究発表会を行った.小論では, 発表者, 参加者に対する質問紙調査の分析結果を整理し, 今後のSCS活用の可能性と課題について報告する.SCSを利用した場合, 長距離の移動を必要とせず, 研究交流を行えるメリットがあり, 今後の参加希望やSCS利用への関心などに対して, 高い評価が得られた.ただし, 質疑応答や情報提示方法などにたいして, 問題点の指摘もみられた.