日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
Ⅱ.実践活動からみた科学教育の背景
地域の科学教育活動:親子の科学遊びでズームアップ
長浜 音一
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2003 年 18 巻 2 号 p. 39-44

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抄録
茨城県・総和町における地域の科学教育活動は、PTA活動の一環として父親の学校教育や地域社会への参加を目指し、身近な素材を活用し、親子で科学・理科実験や工作等の「科学遊び」を実践して来た教育活動である。地域で芽生えたこの一連の科学教育活動は、理科専門の先生方や科学館とのネットワークや積極的に連携と支援を求めた教育行政に支えられ、「PTAおやじの会」から「地域の科学クラブ」「総和おもしろ科学の会」へと成長・発展して来た。現在、「総和おもしろ科学の会」は、子どもへの積極的な創造的・体験型教育の機会の提供する教育活動団体として町の教育を特色づける一つになっている。そこで、これまで実践してきた結果を分析・検討し今後の地域教育や科学教育のあり方について考えてみる。
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© 2003 一般社団法人 日本科学教育学会
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