2005 年 19 巻 6 号 p. 87-90
児童・生徒が見通しを持って観察, 実験を行うために, 予想(仮説)を自ら設定する力を育てることは, 理科教育における科学的問題解決能力育成の出発点である。この力を育てるためには, 理科教員の力量が必要不可欠であり, 教員を目指す人材の大学の教員養成段階でのトレーニングが大きな意味を持つといえる。ここでは, 予想(仮説)設定能力を高める手法(4QS)を取り入れた教員養成大学における指導法改善のための実践研究の内容と, その成果について報告をしたい。