日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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セッション2<A会場:テーマ関連研究発表>
高校生の新しい体験的な学習と大学生・院生との連携
井上 陽子
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2007 年 21 巻 5 号 p. 45-50

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抄録

昨今では、子供の理科離れが叫ばれ、いかにして子供達に理科に対して興味を持たせ、驚きや発見の喜びを体感させるかが大きな課題である。そこで、SPPやSSHに代表される外部資金導入による発展的な学習を通して科学の面白さや楽しさを子供達に伝えることで、現状を改善したいと考え、実践を重ねてきた。具体的には、文系の生徒でも理科好きが増えるよう、身近な海の生き物と環境から通常の授業では出来ない単元・科目・教科を越え、横の繋がりを重視した総合的な実習を組み立てた。その中で、今回、大学生・院生と高校生が共に班を作り、磯に出て課題を発見。観察・調査を通して課題解決。さらに結果のまとめと発表に至る一連の実習で得られた成果をご報告する。

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© 2007 一般社団法人 日本科学教育学会
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