2007 年 23 巻 1 号 p. 59-62
科学フェスティバルは,常設の科学館や博物館と比べ,公空間への展開や可動性を確保できることから,多様な層の々に接近可能となり,祝祭気分高揚の効果もあると考えられる.函館市において,科学フェスティバルを産官学民が協力して開催し,継続的に運営していく組織を構築することを試みる.街中の様々な場所で,人々とのインタラクションを重視した,科学に触れるイベントを多発させることで,科学が日常生活の中に融合し,文化の一部として子どもから大人までに浸透していくことを目指す.