日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
明治30年代の鹿児島における理科授業について
~直観教授・郷土科に注目して~
服部 直樹八田 明夫
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2007 年 24 巻 2 号 p. 115-118

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抄録
明治 30 年代に日本では低学年理科の先駆的な取り組みとして直観教授や郷土科という教科が行われていた。本稿では雑誌「鹿児島教育」で直観教授と郷土科について取り扱った山下義正の「尋常小学校に於ける実科初歩教授法」と南溟生著「直観教授の方法」について紹介をする。山下義正の「尋常小学校に於ける実科初歩主義」は棚橋源太郎の講義内容について取り扱われており章ごとに順をおって紹介した。南溟生の「直観教授の方法」は直観教授の授業例が中心であったため,その一例をここでは取り上げる。
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© 2007 一般社団法人 日本科学教育学会
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