日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
県事業による子供科学実験教室と今後のあり方
~1年に100日,4年間の実施を基にして~
軸丸 勇士武井 雅宏一木 高志栗田 博之佐藤 賢彰中野 吾一
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2013 年 28 巻 2 号 p. 93-98

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抄録

理科好きを増やし科学や技術への関心を高めるため、表題の実験教室(O-Labo)が4年目を迎えた。これは毎年約 100 日、大分市の中心市街地にある空店舗を借り開かれている。参加者は年々増加し、平成 24(2012)年度は 3421 人にもなる。実験を行う講師はこの事業に関心のある団体、学校、会社や個人などで事務局に登録し、都合の良い日に担当する。そのため実験内容は多種類となる。実験は O-Labo の他、要望のあった市町村に出かけて行う出前実験教室(サテライト)も毎年 10 日以上開かれる。又、教員、公民館・児童館職員、各種団体や個人を対象にした実験や安全講習会も2回開催し、指導者の育成と拡大に努めている。ここでは O-Labo やサテライトに参加した子ども、保護者、講習会出席者に実施したアンケートや講師の意見等を基に、実験教室のあり方について述べる。

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© 2013 一般社団法人 日本科学教育学会
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