抄録
植物教材として提案されているセロリや,新たな植物教材として提案するハクサイを用いて「水の通り道」の実験を行い,実際に授業を行う上で教材として適しているかを検討・考察する。実験から,ハクサイやセロリは「水の通り道」の単元の教材として適当であるといえる。理由としては,①短時間で染色が可能であり,肉眼で観察しやすい,②手軽に安価な価格で入手することができる,などが挙げられる。欠点としては,①スーパー等で入手できるものには根がついていないため,根から水を吸収することが分かりにくい,②セロリの茎の維管束の並びが教科書に掲載されている双子葉類の並びのように見えない,③ハクサイは葉の部分を用いるため,茎の様子を観察することができない,などの点が挙げられる。