日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
小学校における天動説の立場からの「月の満ち欠け」に関する授業の実践とその効果
長谷川 恭子吉田 歩森藤 義孝
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2015 年 30 巻 2 号 p. 25-30

詳細
抄録

平成 20 年の小学校学習指導要領の改訂により,「月の満ち欠け」に関する内容が,小学校第 6 学年において再び取り扱われるようになった。吉田らは,天動説の立場から,小学校第 6 学年「月と太陽」で取り上げる「月の満ち欠け」について,月早見板の作成活動を取り入れた授業を構想し,実践を行った。本研究では,小学校第 6 学年の「月の満ち欠け」に関する効果的な学習指導法の検討を行うため,吉田らの授業を受けた子どもを対象に,月の満ち欠けに関わる理解がどのように維持され,あるいは崩壊しているのかを明らかにした。

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top