日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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発表
“Ehime University” Science & Culture Camp の開発と参加生徒への影響
隅田 学林 秀則坪井 敬文菅谷 成子バージン ルース大橋 淳史中山 晃向 平和
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2018 年 32 巻 8 号 p. 49-50

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抄録

愛媛大学において,県内のスーパーサイエンスハイスクール,スーパーグローバルハイスクールと連携し,大学や地域の先端科学研究施設や文化施設を利用した合宿型国際協働学習体験活動として,“Ehime University” Science & Culture Camp の開発と実践を行った。平成27 年度,28 年度の実践を通じて,国内外から約70名の高校生が参加し,その企画・運営に40名を超える大学生・大学院生・留学生が参画した。キャンプの事前・事後調査より,日本の生徒にとっても外国の生徒にとっても国際的な科学・文化交流力を高める効果があったと共に,事前・事後共に,日本人生徒よりも外国人生徒の方が,自己評価得点が高いことがわかった。優秀な青少年を愛媛に集め,未来を担う国内外の生徒・学生・教員が科学と文化について交流する基盤を整備する点からも意義がある取組みであった。

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© 2018 一般社団法人 日本科学教育学会
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