日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
小学校理科授業における実験手続きの指導法
―IPLサイクルを適用した実験の前後での測定手続きの指導において―
安部 洋一郎松本 伸示
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2019 年 33 巻 7 号 p. 53-58

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抄録

本研究は,安部・松本・松本(2019)における児童の実験計画の能力の向上のための指導方法を,実験計画に関わる文献で得られた知見をもとに考察することが目的であった.先行研究より,学習者自身が思考する場面の後に教師が教示を行う指導を組み合わせることで,学習者の理解が深まる効果が期待されることが複数の論文において指摘されていることが明らかになった.学習者が実験を計画する指導はしばしば行き詰まりにつながるが,学習者の実験計画場面の後に教師の教示場面を設定する指導方略によってそのような行き詰まりの解消が期待される.

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© 2019 一般社団法人 日本科学教育学会
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