STEAM教育活動の一環として、科学研究体験(Science)と,撮影編集機器を活用して(Technology)その科学研究体験を映像化する表現活動(Art)を組み合わせた3日間の中学生向けプログラムを企画し,実践を行った. 科学映像は、社会に科学を伝える媒体として科学の情報流通において一定の役割を果たしており,学習においてデジタル教材などの科学映像資料を利用する機会も増えている.一方で、教育現場において生徒自身が科学映像をつくる機会はまだ少ない.本実践では,生徒自身による科学映像制作活動の普及を目指して,生徒の映像製作に対する印象や難易度などをアンケートにより調査した.その結果,体験した中学生全員が映像作品を完成させるに至り,科学体験内容の映像化は多くの生徒に「楽しい」と感じられる活動であることがわかった.