児童が一人一台端末を持つようになり,実験のまとめは必ずしもノートではなく,端末でも行えるようになった.端末でまとめを行えば,どのアプリケーションを使うかによって様々なまとめ方ができる.主なまとめ方としては,スライド形式,動画形式,デジタルブック形式となるが,児童にどの形式でまとめるか,自由に選択させると,最も多いのがスライド形式,続いて動画形式,デジタルブック形式となることが分かった.そして,その選択の基準は「操作性」に関することが最も多く,「機能」に関することがそれに続いた.また,それらのまとめ方を選択する基準として,「分かりやすくするため」等の「目的」は,「操作性」や「機能」よりも少ないが,簡単な言葉がけなどがあれば,「目的」を選択の基準として意識させることも十分可能であることが明らかとなった.