今日の教育的課題である、多様化した生徒の実態に合せた授業を如何にわかりやすく、効率良く展開するか? 教育課程の改訂に伴い、教科書解説型のスタイルから、個に応じた指導や学習意欲を高めるメディアの活用、評価の見直しといった授業改善法ヘのアプローチはかなりの困難が伴うものである。本研究は、初任者研修の中でメディアを活用した研究授業の一環として進めてきており、電気基礎の教科指導における演示 (実験) にパソコンを用いることで、生徒の興味・関心の高揚や学習意欲の向上を図ろうとするものである。本発表では、測定データのグラフ表示における時間効率の改善や、スーパーインポーザによってテレビに拡大して画像投影するという演示効果改善のねらいがある。