土と微生物
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土壌中の微生物バイオマス窒素量の迅速測定法 : ペルオキソ二硫酸カリウム分解法による可溶性全窒素量の測定
坂本 一憲林 敦敏
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1999 年 53 巻 1 号 p. 57-62

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抄録
クロロホルムくん蒸抽出法を用いたバイオマス窒素量の迅速測定法を確立するために,可溶性全窒素量の測定にペルオキソ二硫酸カリウム分解法を用いた場合の換算係数について検討した。実験では15点の畑土壌におけるくん蒸土壌および非くん蒸土壌の可溶性全窒素量をケルダール法とペルオキソ二硫酸カリウム分解法とで測定し,両法で得られた窒素量の比較を行なった。その結果,ケルダール法とペルオキソ二硫酸カリウム分解法で得られたくん蒸土壌および非くん蒸土壌の可溶性窒素量はほぼ一致し,E_N値も高い相関関係を示した。従ってペルオキソ二硫酸カリウム分解法はバイオマス窒素の迅速かつ正確な測定法として有効であると考えられ,この方法を使用した場合の換算係数としては,2.41が適当であると考えられた。しかしながら,ケルダール法によって定量されたE_N値が低い土壌試料(<9.0mgN kg^<-1>乾土)や可溶性全窒素量が高い土壌試料(>200mgN kg^<-1>乾土)の一部には換算係数が2.41を大きく外れる場合が認められた。可溶性全窒素量が高い試料は希釈して測定することが望ましいと考えられた。
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