土壌の物理性
Online ISSN : 2435-2497
Print ISSN : 0387-6012
ゼロフラックス面(ZFP)法の適用性に関する現状と展望
カリル マグディ坂井 勝溝口 勝宮崎 毅
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2003 年 95 巻 p. 75-90

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抄録
ゼロフラックス面(Zero Flux Plane : ZFP)法は,土壌中のZFPを利用して蒸発,蒸発散および地下水涵養などの水循環過程を予測する手法である。しかし,ZFP法そのものに関する体系的な議論は成されていない。本総説では,ZFPの物理的定義とそれを使った蒸発量と排水量の数学的導出法について述ベ,次にZFP法についての既存のデータを包括的に分析し,各水循環過程の予測に対する適性,またZFP法を使用する上での問題点を挙げた。さらに,ZFPを制御することは土壌中の塩類集積防止や汚染物質の拡散防止に多大な役割を果たすと考えられるので,ZFP挙動の実験手法と予測手法について,今後の研究展望を論じた。
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© 2003 土壌物理学会
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