日本ストーマリハビリテーション学会誌
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第17回学会シンポジウム[ストーマリハビリテーション―今世紀の総括と今後の展望]
ストーマリハビリテーション北海道講習会受講者の現状―10年前の全国講習会調査との比較―
内藤 春彦
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2000 年 16 巻 1 号 p. 43-54

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抄録

 10年間にわたるストーマリハビリテーション北海道講習会受講者のアンケート調査を行い、受講生の現状と講習会の意義を検討した。受講生の65.4%は積極的にストーマケアに取り組み、74.1%がスタッフとして働き、約半数が配置転換を経験しており、この際ストーマケアを希望し配置部署をきめたものが10%前後おり、54.7%がストーマ関連の勤務場所に働いていた。所属施設でのストーマ告知は79.4%になされており、サイトマーキングはすでに受講前から行われているものが45.7%あり受講を契機に方法が変わったとの回答が多かった。ストーマ外来は56%がありで10年前の全国版調査の2倍になっていた。患者会出席、研究会出席などは全国版より大幅に悪く、北海道の特殊性と思われた。

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