日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
症例報告
消臭剤付きストーマ袋の使用評価 ―4症例適用して―
津田 恭子真田 弘美片田 真理子北山 幸枝小西 千枝干場 順子西村 元一須釜 淳子佐々木 和弘高橋 哲也吉川 隆造
著者情報
キーワード: ストーマ袋, 臭い, 臨床評価
ジャーナル フリー

2000 年 16 巻 1 号 p. 55-59

詳細
抄録

 日頃臭いを気にしている4名のオストメイトを対象とし、私たちが考案した消臭剤付きストーマ袋の消臭効果を評価した。消臭剤付きストーマ袋は直径1cm、厚み0.3cmで、0.3mlのスーパーバニッシュが入った消臭包が上方に左右3包ずつ、計6包ついたものである。評価は4段階の自己採点方式とし、消臭包をつぶした数と消臭包をつぶした時間の関係をみた。その結果、消臭剤付きストーマ袋は、有形便に対し便処理5分前に消臭包を1包つぶすと、高い消臭効果が得る可能性がある。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top