日本ストーマリハビリテーション学会誌
Online ISSN : 2436-8806
Print ISSN : 0916-6440
特別講演
放射線性皮膚潰瘍のため難渋しているストーマのケア
伊藤 薫, 高柳 淳子, 青木 けい子, 大伍 マサヨ, 前川 厚子, 丸山 洋, 畑尾 正彦
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1990 年 6 巻 1 号 p. 49-52

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抄録
 事例は65歳の女性,1962年に38歳で子宮がんにより放射線治療を受けた。63年に放射線性大腸潰瘍で下行結腸ループストーマを造設。その後も度々イレウスの再発を起こしてきた。
 病悩期間は28年間で,晩発性障害は持続している。ストーマ下方と両殿部は,広範囲にわたる皮膚の欠損,重篤な潰瘍を呈し便性もゆるく排泄管理に工夫を要した。
 私たちはセルフケアの確立を主眼に患者援助した。潰瘍部にはレミダーム小片を貼り,ポスパックBを使用した。この結果,患者のスキンケア技術は向上し,パウチ装着と排泄管理ができるようになった。軽快退院後はハイリスク患者としてストーマ外来でフォローアップをしている。
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