花王株式会社東京研究所
1990 年 11 巻 4 号 p. 260-264
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皮膚は生体と外界との境界にある器官で, われわれの身体を外部の環境から保護する重要な役目を果たしている。特に, 外界と接している表皮に関しては, その恒常性を保つために, 両親媒性の脂質が構造を形成して水分を保持している。皮膚の状態を良好に維持するには, まず皮膚を清浄に保ったのち, その働きを補うためにスキンケア化粧料が用いられるが, それらの機能に関しても界面科学現象を利用したものが多い。スキンケアに関して, 界面科学の観点から解説を行なう。
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