抄録
子どもや青年の教育経験を最大限有益なものにする.これは教育に携わる者すべてがもっとも優先すべき事柄であろう.そこにソーシャルワーカーが根づき,学校教育の風土や文化のなかで新たな発展を図るには,教育現場で働くソーシャルワーカーとしての固有な力量や知識,人材の育成・養成のあり方が問われてくる.
現在, 日本では,地方教育行政単位でその設置や準備の努力が進んでいる.これからの日本での発展が望まれる.そこで本稿では,先進地の1つであるトロント市教育委員会のソーシャルワーク部門で指導管理,スーパーヴィジョンにあたる実践家からの聞き取り調壺を踏まえ叫人材養成(大学院)段階における実習指導や現職者育成における検討課題について考えていきたい.