抄録
韓国における学校社会福祉活動(〓〓〓〓〓〓〓〓)は,1990年代になり活発な動きを見せ始め,複数のモデル事業の展開を軸に,短期間で実践の場を大きく拡げ一定の評価を得るとともに,今では法制化の議論が行われるほどになっている.また,研究者と実践者との協力関係,学校における社会福祉実習の実施など,日本に先駆けた部分もある.
韓国は日本の隣国でもあり,激烈な受験競争,いじめや不登校,校内暴力といった共通の課題も浮かび上がっているまた,近年貧困家庭も増加し,受験競争からはじき出され,十分な教育環境を与えられない子どもたちも増加している.
本稿では,〓〓〓(ユン・チョルス,ナザレット大学専任講師)他による“〓〓〓〓〓〓〓(学校教育と福祉)”(2006, 〓〓〓)の翻訳を通し,短期間で実践の場を拡げた韓国の歴史を振り返り, 日本における学校ソーシャルワーク導入に関する論議の際に生かしたい.また,教育面で共通の課題を抱える両国の研究・実践両面での交流の可能性をも視野に入れている.