学校ソーシャルワーク研究
Online ISSN : 2758-5018
Print ISSN : 1881-9788
論文
学校ソーシャルワーカーの資格認定システムに関する一考察
―韓国における学校社会福祉士資格制度を通して―
大門 俊樹
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2008 年 3 巻 p. 41-53

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抄録
国の2008年度当初予算の財務省原案には, 15億円をかけスクールソーシャルワーカーを141地域に配置する計画がされている.学校ソーシャルワークヘの需要が一段と高まるなか,人材養成についての議論を十分に尽くしていく必要がある.
韓国においては, 1990年代になり学校社会福祉活動(〓〓〓〓〓〓〓〓)が活発な動きを見せ始めた.現在では2つの国家的事業が中心に行われ,法制化の識論も進んでいる. また,学校社会福祉士の資格制度についてもすでに確立しており,国家資格である社会福祉士1級資格の取得を基本とし,実習や関連科目の取得を義務づけるとともに,学校ソーシャルワーカー独自の資格試験や資格取得後の研修やスーパービジョンなども義務づけている.
本稿では,韓国学校社会福祉士協会発行の韓国学校社会福祉士資格制度案内をもとに,韓国における資格認定システムについて紹介しながら,日本における学校ソーシャルワーカーの資格認定システムに関する鏃論に生かしたい.
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© 2008 日本学校ソーシャルワーク学会
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